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「『恋だの愛だの』」
疾風怒濤

[プロローグ]点滴 石をうがつ

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点滴 石をうがつ

    【小さなことでも 粘り強く続ければ 必ず成就するものなのです】



「「桃ちゃん、お誕生日 おめでとう!」」

「花井もようやく 18歳の仲間入りだなっ」

「うん!高校卒業してから やっと…ね!」

「花井も杜若も 付属の短大に合格だろ?Wおめでとう!」

「ま、希望すれば 全員 エスカレートさせてくれるさかい…な!」

「俺は 家業を継ぐし。夏草は 地元の私大に決まったし…」

「これで 椿と苗床も地元なら 来年も また みんなで 誕生会できたのにな…」

「二人とも 最難関 東京の超一流国立大やもんな。いやみったらしいにも ほどがあるわ!」

「悪かったな、秀才で」

「うわ!しれっといいよった!」

「電車で 片道2時間だ。中間地点あたりで やりゃいいだろ。いつでも呼んでくれ」

「椿ぃ おまえも 大人になったなぁ!」

「どぉゆう意味だよ!」

「ねぇ 東京の下宿は?もう 決まった?」

「東京は 物価 高いから 大変だろう?」

「…ああ もう決めてる。今 住所 転送するから」

 携帯を操作して 一斉送信する

 ほどなく 各自の携帯が それぞれの受信音を響かせた

「どれどれ…って!お、おい!」

「なに!?これ!東京の一等地やん!しかも なに?このマンション!」

「…超高級ブランドっ!?」

「億ションじゃんか!」

「椿君!アンタ さては その過剰フェロモンで どっかでパトロンひっかけて…」

「ねぇよ!!ってか、なんだよ!その過剰フェロモンってのは!」

「こんなとこ!家賃 一月 いくらっ!?」

「200万」

「「「っ!!!!!!!」」」

「その立地条件で 7部屋あるんだから そう高くねぇよ。
 バブルもはじけて 不良債権化してたから 即金で払うつったら 涙流して…」

「「「即金!?」」」

「200万×12=2400万 2400万×4=9600万
 プラス敷金なんか考えたら いっそ 買ってしまうほうが いいだろ。
 不良債権抱えたくない足元見て 8000万に値切ったし」

「つ 椿んちって すごい大金持ちなんだ!?」

「高校の入学祝金10万を FXで転がして 稼いだだけだ」

「「「いくら!?」」」

「ざっと 3億」

「「「「…さっ!!!!!!!!!!!!!!」」」」

「…え、えーっと あ、で、でも…その ひ、一人暮らしにしては 大きすぎね?」

「夏草!つっこむとこ そこじゃねぇ!!」

「一人じゃないし」

「「はっ?」」

「俺たち 結婚したから」

 隣にいる かのこの肩を ぐいっと抱き寄せる。

「「結婚ーっ!?」」

 話の途中から ずっとうつむきっぱなしだったかのこは びくっとすくみあがった。

「するやのうて『した』!?したんか!?」

「か、かのちゃん!?いつのまに!!」

「あー…その3日前…に…」

 だらだらだら
 かのこは 冷や汗 かきながら 目をそらしている。

「ひ、ひどい かのちゃん 私にも黙って…」

「ご、ごめん!桃ちゃん!だって 言いにくくて…!!」

「ううん!かのちゃんさえ 幸せならいいの!おめでとう!かのちゃん!!」

「あ、ありがとう 桃ちゃん」

「それにしても 驚いたわ。あんたら いつのまに そこまで進展してたん?」

「…あ~。まぁ 卒業してから…な」

 さすがに
 詳細を言うのは はばかられる。

「そうよね!椿君の告白 ことごとく 空振り スルーされてたもんね!」

「花井ぃい~!」

 おまえも 弟つかって 散々妨害しておいて!

 何 楽しそうに 言ってやがる!!

「なぁなぁ プロポーズの言葉は?シチュエーションは?後学のために 教えてぇな!!」

「っ!」

 きたな!
 恐れていた この瞬間が…!

 俺のそばで かのこが ぶるぶる 震えだした。

「な、なに?その…リアクション」

「…究極の選択…!」

 かのこが 低い声でつぶやく。

「ああ!あれやろ?俺とつきあってくれ!
 もし、拒むなら 俺は君の前から姿を消す!…て あのパターンやな!?」

「そか!それで かのちゃんは 改めて 椿君の存在の大きさに気付いて!」

「ちぃがぁうぅううぅうう~!」

 ばん!

 かのこが にぎりこぶしで テーブルをたたいた

「へ、部屋が 決まったから 見に来いって言われて…!」

 ぎんっ
 鋭い視線で 俺をにらみつける。

「しょうがねぇだろ!散々 試して ぜぇんぶ 空振りに終わったんだ!
 もう あの手しか 残ってないだろうが!」

 俺様は 絶対悪くない!

 ああしなきゃ いつまでたっても 同じことのくりかえしだったはずだ!

「…ええっと…いったい どんな手を…」

 ぐっ…!
 とっさに 答えられない

 ぼぼぼぼぼ
 
 たちまち かのこの顔が真っ赤に染まった。

「…あ~ ごめん なんか 読めてきよった…」

 杜若が ちろんと 俺に目を走らせる。

「椿君 それ 一歩 まちごうたら 犯罪やで?」

「そんだけ 追い詰められてたんだよ!俺は!!」

 だぁん!
 いちごオレ飲み干したグラスを テーブルにたたきつける。

「だからって!」

 かのこが いきりたって立ち上がった。

「いきなり ベッドに押し倒して!
 『優しくしてほしいか?乱暴にされたいか?』って何よ!
 横暴!暴君!なんで そこまでオレ様!??」

「意志をきいてやっただけ ありがたく思え」
 
「アンタってやつはぁ~!!」

「最低!」

 花井が 青ざめて立ちあがった。

「そんなの 許せない!犯罪だよ!かのちゃん 泣き寝入りしちゃダメ!!」

「桃ちゃぁん!わかってくれるんだね!」

「ま、待て!続きを 聞け!!」

「18歳未満の純真乙女も読んどる健全ブログで 何 ほざく気や!?」

「(誰にむけて言ってるんだよ!)そのときは 何もしてない!」

「…え?」

「な、なんでや…?!」

「…こいつが…子どもみたいに ぼろぼろ 泣き出しやがって…。
 どうしても 手が 出せなかったんだ!」

「つ、椿!」

「え。えらい!よく その状態で 我慢できたな!オレ、尊敬する!!」

「…あの…じゃ なんで 結婚…」

「ま、それで やっと 俺の本気を信じてくれたってことだ やっと…な!!」

 思わず 言葉に 恨みが込もる。

「で、そこからは 一気に決めた!」

「…も…あっというまに 事が運んで…」

 かのこが どこか 遠い目をしてつぶやく。

「「「はぁ…」」」

「あの…結婚披露宴とかは 大学卒業後に…する…から」

「そのときは 案内出す。よかったら、出席してくれ」

「もっちろん!」「楽しみやなぁ」

「そのときは もう 子ども いたりするかも!」

 場は 一気に明るくなる。

「大学4年間は 作らない方向」

「へ?」「な、なんで?」

「3年半の片想いが やっと実ったんだぞ?
 二人っきりの生活 たぁーっぷり楽しまなきゃ 割りに合わねぇだろ!」

 子ども 作んのは その後だ!後!!

「「「///////」」」

「…ちょ!は、初流!」

 真っ赤になったかのこを抱き寄せて ほほに口付ける。

 友人たちは 真っ赤になりながらも 生暖かく 優しく見守ってくれていた。


 
《おまけ》

「なあ 椿君」

「ん?」

「披露宴までには ちゃんと 物語作っとくんやで?」

「…は?」

「司会者に『プロポーズの言葉は?』って聞かれたら どないすんねん」

「っ!!」

「『優しくしてほしいか?乱暴にされたいか?』じゃ…ちょっと…なぁ」

 ふるふるふるふる
 かのこが 真っ青になって 首を横に振る。

「考えとく…それらしいこと」

 だな
 さすがに まずい

「うんうん 将来 子どもに聞かれたときも うっかり ホントのこと 言っちゃダメよ?」

「教育上 悪いもんな!!」
  
「ぐ…っ!」

 何から何まで 気の回る 心優しい友人たち

 というより!
 俺たちネタに 遊んでやがるな?お前ら!!

 




 


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