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「『恋だの愛だの』」
疾風怒濤

[1]鼎の軽重を問う

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鼎の軽重を問う(かなえのけいちょうをとう)

  【王位にふさわしいかどうかを試験する=その地位に値する人間かどうか判断する】



 ― 20XX年 2月20日 ―

 大学の合格手続きをしにきた帰り道
 学生街の喫茶店で 椿君が 唐突に言い出した言葉に 思わずソーダにむせそうになった

「マンション選びぃー?」

「そ、都心。駅から徒歩5分以内。セキュリティばっちり バリアフリー完備」

「だ…っ!大学の下宿で そんなとんでもないとこ 借りるって!?
 いくら かかると思ってんのさ!」

 ぽんっ
 預金通帳が 机の上に投げ出される。

 ん?

 開かれたページの最終預金額…¥387,650,000

 っ!!!!????

「さ、三億八千万!?」

 なに?!
 この天文学的数字は!!
 
「高校入学ん時 お祝いにもらった10万元手に FXで増やした。高校3年間で」

「…っ!!」

 な
 なんてヤツ!

「半分は、おまえのだ」

「は、はぁ…!?」

「全部 おまえの助言を元に 売り買いしたから。おまえの手柄」

 はっ!

 そういえば!

   「今、一番勢いがある会社は どこだと思う?」とかなんとか 経済新聞 片手に よく聞かれた!

「ああ なるほど。そういう意図の質問だったか…」

「そう。だから…マンション借りたら シェアリングして 一緒に住もう」

「…はいっ!?」

「利益は 平等に分け合うべきだと思うから…な」

 パチパチパチ

 脳内で そろばんをはじいてみる

 うーむ
 確かにっ!

 私の予算で この大都会に 下宿を借りるとすれば

 やたら狭いか やたら遠いか

 広いマンションなら 廊下もたっぷり
 ボロアパートより よほど プライバシーは守れそうだ。

「よぉし!大学に近いとこ 選ぼうね!」

「もちろん」

 椿君は にんまり 請け負った。


  ― 20XX年 2月25日 ―

「これで 8千万かぁ…うん お買い得だね!」

「ああ モデルルーム公開してたってことで 備え付けの家具 割安で譲ってもらえたしな」

「管理費用とか考えても 賃貸より お得だ!さすが 椿君フェロモン!」

「はぁ?何だよ、それ」

 いや だってさ

 椿君が じっと見つめて「ダメですか?」ってささやくだけで
 たいていの相手は 手もなく 陥落してたもんなぁ…男だろうが 女だろうが

「大学は 学部が 違ってて 助かったよ!」

「…なんで…」

「高校時代みたいに 始終 一緒にいたら 余計な誤解招くよ。
 大学生ともなれば みんな大人なんだからさ」

「…誤解…?」

「高校にも うざいほどいたじゃん!寒い誤解する連中!!」

「…どんな?」

「椿君と恋人なんだろうって。なんか しつこく確認されて うんざりしたよね、お互いさぁ」

「…苗床…」

「ん?」

「まだ 全部 見てないだろ?部屋 案内してやる」

「ん?別にいいよ。私に 割り当てられた部屋だけで。プライベート空間じゃん」

「この7LDK、俺一人で 掃除しろってか?共有空間は、相互管理!基本だろ!」

「…ああ…だね…」




「はぁ 何度見ても お風呂 大きい!家の5倍はある!!」

「こだわったからな これは 特に」

 こだわりすぎだろ!
 これじゃ ちょっとした銭湯だよっ!!

 とは 言わない

 所有者は 椿君で
 私は 4年間 間借りするだけだしね。

「んで ここが おまえの部屋」

「おお!すごい!家の倍はあるよ!!」

「家具は 備え付けの最小限しかないから 不足分は買えよ?」

「家から 持って来る!まずは…」

 見回して 不足分を確かめる。

 机といすはある。本棚もある。
 隣が 私用のウォークインクローゼットだからタンスの類は無用。
 
 おっと

「ああ、ベッドは 持ち込みだね」

「…それは こっちにある、来いよ」

「へ?」

「…寝室は、別にあるんだ。なんせ7LDKだし」
 
「わお!贅沢!!」

 元来た道を戻る。

 椿君が 浴室の隣のドアを開けた。

「ほら ここだ」

「おぉおおおぉおー!!」

 広い!

 寝室に こんな広さが なぜ必要!?

 そして ベッドがでかい!!やたら でかい!!

 私なんか 10人くらい寝られそうだ!
   
 近寄って マットの上に座り クッション具合を確かめる。

「…超高級…っ!?」

 確か 100万はする ウォーターベッドじゃん!!
 
「そこ1番 こだわったから。特注」

「…へ?」

 いつのまにか すぐそばに来ていた椿君が とんっと私の上半身を押した。

 ほてっ

 何の抵抗もなく 私の体は あっさりベッドに倒れる。

「や、椿君 何も 寝心地まで…」

 言葉がとまる

 椿君が 私の上に覆いかぶさってきたのだ。

 へ?

 ??

 なに?? この体勢…

「…苗床…」

「へ?」

 私の肩 押さえつけながら 椿君が耳元にささやく。

「選ばせてやる」

「…は?」

 な、何と 何を?!

「優しくしてほしいか?」

 え?

「それとも…無理やりされたいか?」

 はぁっ!?

「どっちでもいいぜ?俺は」

 よ
 よくない!

 どっちも 絶対 ダメだからっ!!!

 どしたんだよ!椿君!!正気に戻ってよっ!!!






 











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