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「『恋だの愛だの』」
疾風怒濤

[5]千里の道も一歩から

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千里の道も一歩から

     【どんな長い道のりでも まず最初の一歩を踏み出すことから始まるのです】



「ごめん!私が悪かった!あやまる!謝るから!ストップ!ストーップっ!!!」

 逆に 椿君にがしっと抱きついて その動きを阻止する。

 父の家訓 その2

 ”半端に逃げるより 懐に入り込め!そして、動きを封じ込めろ!!”

 …だ。

「ったく!」

 ぎゅううぅううと 必死にしがみつけば
 椿君がため息はいて その動きをとめた。

「…で?」

 くいっと 私のあご 指で持ち上げて 問いかけてくる。

「…は…?」

「俺の気持ち わかったんだな?3年半もかけて ようやく やっと…!」

 う”…

 な、なんか
 恨みがこもってるよ?椿君!

「…は、はい…」

 こ
 この期に及んで

「あの?ホントに?」
 とか
「ジョーダンは やめてよ!」
 とか

 そんな
 とぼけた返事なんかしようものなら

 絶対 さっきの続きが待ってる…!

 でもって 今度こそ 全く 容赦はしてもらえまい!

 背筋に 冷たい汗が流れる。

「じゃあ、今、この瞬間から」

 にやりと 椿君が 微笑む。

「俺は おまえの恋人にレベルアップな?」

「…はっ?」

「ほら 返事しろ!Yesか?それとも ハイか?」

 そ、それ
 選択肢に なってないじゃん!!

「つ、椿君…あ、あの…」

「なんだ?」

「え、えっと…そ、その質問…ふ、不備がない?」

 否定の答えは?!

「ほぉ?」

 うっ!

 椿君の目が 剣呑に光る。

「そうだな、ダーでも ウィでも いいぞ?」

 だから!
 それ、全部 肯定の返事!!

「…選べよ、俺を…!」
 
 真摯な目
 唇に触れる熱い息

「絶対…後悔はさせねぇから…!」

 私は
 この熱さを
 体で知っている…。

「いいかげん 俺を 恋人に昇格させろよっ…!」

 あの頃は
 偶然だと思って 気にもとめず
 くすぐったいと 邪険に振り払ってた

 首筋に触れてきた熱い唇

 私は
 この熱さを

 体で 覚えてる…!

「…高校の頃…」

「…え?」

「椿君 私にじゃれついてきてたよね なにかっていうと…」

 高校時代の3年間
 あまりに日常の動作すぎて 回数なんか覚えてないほど

「?…あ…あ」

「あれ…もしかして…」

「さっきみたいなことやりたくて やってた!!」

 はっきり きっぱり 椿君は言いきった。

「…取り繕うよ 少しは…」

「事実だからな!」

 はぁ…。

 頭痛がする。
 とことん 王様属性だよね 椿君ってさ

「さっき…ああ、もう ダメだって思って…」

 びくっと椿君の体が震える

「俺は 謝らねーぞ!」

 それでも
 やっぱり 椿君だった。

「…おまえさえ あんなこと 言わなきゃ!
 この4年間で じっくり くどくつもりだったんだ!」

 すねたように 明後日の方向むいて 強がる。

「走馬灯のように 今までの人生が 脳裏をめぐってね」

「なっ、おい!俺は 別に 殺しかけたわけじゃ…!」

「女にとっちゃ 操は命と同等!刑法でも 認められてるからね!」

 貞操を守るためなら、殺人さえ正当防衛と認定されるんだから!

「…っ!!」

「で、思い出しちゃった…」

「…なに…を…?」

「椿君が…こうやって 私のこと抱きしめて
 首筋に 口付けてきたこと…初めてじゃないんだ…って」

「…まぁ…な。それが 警戒させない ぎりぎりだったし…」

 ふぅ
 椿君が 深くため息をつく。

 ぎゅっと 私を腕の中に閉じ込める あの頃のように

「  それ…で どうにか 自分 なだめてた…」

 腕の力が 苦しいほどに強くなる。

「椿君だから…」

「…え?」

「他の誰でもない 椿君だったから…私も イヤじゃ…なかったんだ」

「っ!?」

「ほかにも 意味なく やたら スキンシップとりたがるのいたけどさ」

「ああ…いたな…っ!やたらに!!」

「その人たちから 触られるのは…やだった…」

 椿君の胸に そっと 顔をうずめる。

「…え…?」

「で…気がついた」

「…なに…を」

「なんだ 私 椿君のこと 好きだったんじゃん…て…っ!ちょ、つ、椿君!!」

 ぼすっ

 音たてて ベッドに体を 倒される。

「な、何す…」

「決まりだな」

 にやっと 椿君が笑う。

「たった今 この瞬間から 俺たちは 恋人同士だ!な?」

「ま、待って!これ以上は 何もしないって…!」

「…最初の一歩だ…」

 つい
 椿君の親指が 私の唇をなでる。

「まずは ファースト・キス お互いに」

「わ、私は そう…だけど…。まさか 椿君も…?」

「お前が初めてだよ!全部…何もかも…な!」

「さっきの襲い方 ずいぶん 手なれてた…」

「そりゃ 男の本能!…てか すんだことは 忘れろ!!」

「いや…あれ…当分 トラウマになるかも…」

「わかった、俺が悪かった!だから…」

 熱く私の目を見つめる。

「キス…していいか…?」

 う”

 聞かないでよ!
 そんなの!

 ぎゅっと椿君の袖を握って そっと目を閉じた。

 返事の…代わりに…

 すぐに
 唇に熱いものが触れ…て
 それは 次第に 深く なっていった








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~ Comment ~

うさこもち様へ♪ 

いつも コメントありがとうございます

「甘い」とおっしゃっていただけて うれしいです!

 私って…どうにも 甘いお話かけないたちなので…( ;)
 悪だくらみのお話なら いくらでも 出るんですけどね…っ!(爆っ)

> 途方もない時間を耐えてきた椿君。

 や…それほど…でも
 あ、ありますか やはり…;

 高校生編は 不憫な椿君が 絶賛 応援され中ですので!
 
 苦労は若いうちにしたほうが 後が しあわせいっぱいなのですよ?^-^; たぶん

 スコールの続き じれながら お待ちしてます!

 また いらしてくださいませ!!


  • #10 ことりん(琴鈴) 
  • URL 
  • 2010.09/24 23:32 
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