スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←恋しい清涼な風(side:K)【蓮香松涛 №3】 →氷室(side:M)【蓮香松涛 №5】
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



総もくじ  3kaku_s_L.png 松蓮聖戦
もくじ  3kaku_s_L.png 天地の詩
もくじ  3kaku_s_L.png 宝物
もくじ  3kaku_s_L.png 献上品
もくじ  3kaku_s_L.png 単発SS
総もくじ  3kaku_s_L.png 『恋だの愛だの』
もくじ  3kaku_s_L.png ツイッター
もくじ  3kaku_s_L.png バトン
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
【恋しい清涼な風(side:K)【蓮香松涛 №3】】へ  【氷室(side:M)【蓮香松涛 №5】】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

「松蓮聖戦」
第4章 蓮香松涛

恋しい清涼な風(side:R)【蓮香松涛 №4】

 ←恋しい清涼な風(side:K)【蓮香松涛 №3】 →氷室(side:M)【蓮香松涛 №5】
恋しい清涼な風(side:R)【蓮香松涛 №4】



「今日はずいぶんごきげんだね?蓮」

 マンションの部屋の外まで迎えに来てくれた社さんが 明るく声をかける。

「ええ。おかげさまで。充実した夏休みがすごせそうですので」

 つい顔もほころぶ。
 
 北も南も もろもろの手配は 即 すませた。

 この夏は 最上さんと楽しく…

  ― ちんっ ―

 乗り込んだばかりのエレベーターが、一段下の階で止まり、ドアが開いた。

「おや。おはようございます 敦賀さん」

 朝っぱらから!
 聞きたくもない声が せっかくの気分を台無しにしてくれる!

「え!?ふ、不破!!…く…ん!き、君、なんで こ、このマンション!!」

 社さんが びっくり仰天している。

「昨日から ここに引っ越してきました。そちらの…」

 ちらっと いやみな眼を俺に向ける。

「1階上にお住まいの芸能界の大先輩さまには もう 昨日 ご挨拶させていただきましたが…。
 改めて よろしくお願いいたします。」


「え。あ、…ああ。こ、こちら…こそ…。」
 社さんが 蒼白な顔で俺を見る。

「すみません!もう言い出したら聞かなくて!」
 後ろから ヤツのマネージャーの女性…祥子さん…だっけ?…が おずおず顔を出す。

「ご、ご迷惑おかけするかもしれませんが…よろしくお願いします。」
 心底申し訳なさそうに ぺこぺこ 頭を下げる。

 それはもう かけられてます!たっぷり!
 夕べは ずうずうしく 食事にまで 割り込んできやがって!!

 なんてことは
 不運にもヤツのマネージャーになってるだけの
 無関係なレディに やつあたりできるわけがない!

「どうぞ お気になさらず」にっこりほほえんで答えるのが精一杯だ。

 まあ…いい。

 彼女の数少ない夏休みは、ほぼ俺がおさえた。
 ぐずぐずしてると こいつが どんな卑劣なやりかたで 割り込んでくるかわからない!
 
 そう…判断して かなり強引に 最上さんからOKとりつけたんだから!

 こいつだって 相当スケジュールがたてこんでる。
 そうそう 最上さんに しつこく からんではこられないはずだ!

「今日も暑くなりそうですね。」「ええ、本当に。」
 
 マネージャー同士は それなりに 和やかな日常会話をかわしている。

「お互いに 夏休みなんて 縁がなさそうですよね…。」
「そうなんです、尚には かわいそうだけど 2,3日もとれればいいほうで。」
「ああ、それは お互い様ですよ。まあ、それだけ仕事に恵まれてるってことですから。」
「そうですよね。忙しいっていうのは、ありがたいことです。」

「確かにありがたいんだけど…もう少し…休みあってもいいんじゃないか…?」
 不破がぼそりとつぶやく。

 同感だ!
 そのへんは まったく!

 なんて

 最上さんに逢うまでは 彼女への想い自覚するまでは 少しも思わなかった。
 ずっと仕事漬けでいいと思ってたのに…われながら…現金なものだ。

「でも…まあ。」

 にやりと ヤツがほほえむ。

「キョーコと 5泊6日で海外旅行楽しめるんだから…少しは…我慢のしがいもあるかな。」
「しょ、尚!!」

 …っ?!

 なっ!?

「あ、あの!CMの撮影で!グァム行く事になってまして!それだけなんです!」
 マネージャーの女性が 必死に言い訳する。

 ― ちんっ ―

 エレベーターが 1階に着いた。

「お先にどうぞ。」
 後輩の分を守ってるつもりか ヤツが 開ボタンを押して 俺たちを先に行かせる。

「…ありがとう、お先に」「し、失礼します」

 背後から ヤツが せせら笑っているような気がする…!
 はらわたが煮えくり返ってはいるが それをあらわにはできない!
 
 一歩 先んじたと思ったのに!
 こんな こんな…罠があったなんて…!

 あの…男!
 どこまで しつこく からんでくるんだ…!!









 関連もくじ一覧 ▼ 
総もくじ 3kaku_s_L.png 松蓮聖戦
総もくじ 3kaku_s_L.png 『恋だの愛だの』
総もくじ  3kaku_s_L.png 松蓮聖戦
もくじ  3kaku_s_L.png 天地の詩
もくじ  3kaku_s_L.png 宝物
もくじ  3kaku_s_L.png 献上品
もくじ  3kaku_s_L.png 単発SS
総もくじ  3kaku_s_L.png 『恋だの愛だの』
もくじ  3kaku_s_L.png ツイッター
もくじ  3kaku_s_L.png バトン
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
【恋しい清涼な風(side:K)【蓮香松涛 №3】】へ  【氷室(side:M)【蓮香松涛 №5】】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【恋しい清涼な風(side:K)【蓮香松涛 №3】】へ
  • 【氷室(side:M)【蓮香松涛 №5】】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。