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「松蓮聖戦」
第4章 蓮香松涛

氷室(side:M)【蓮香松涛 №5】

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氷室(side:M)【蓮香松涛 №5】




「京子ちゃん!すごく可愛いわね!その花のペンダント!」

 スタイリストさんが キョーコのペンダントをほめている。

「あ、ありがとうございます。」

 キョーコの声が うれしそうだ。

「通りすがりに ウィンドウに飾ってあった これに一目ぼれしてしまいまして!
 思わず買っちゃったんです!!」


 そう。
 つい、先日。
 私といっしょに買い物に行った時、キョーコが『可愛いっ』と ウィンドウにはりついた。
 「でも…5万5千円…!贅沢すぎる!」と ためらうキョーコに
 「グリーンリボン主演女優賞のスターがけちなこと言わないの!」って、私がけしかけた。

「あら?じゃあ これ キョーコちゃん 自分で買ったの?」
 スタイリストさんが びっくりしている。

「え?ええ。そりゃ 高かったんですけど…思い切って…」

「まあぁ!珍しく ご自分でお買い求めになったの?」
「大変!雪でも降るんじゃないかしら。」

 …!
 こ、こいつら…!
 共演の女優たちが いやみにくすくす笑っている。

「…え…?」

 たちまち キョーコの声が こわばった!

「ま、まあ 高いといっても!10万もしないわよね?
今のキョーコちゃんの力なら 余裕で持てるわよ!すごく似合ってるわ!」

 あわてたスタイリストさんが とりなすように言う。

「あ、ありがとう…ございます…。」

「たくさんの贈り物の豪勢なアクセサリーじゃ 物足りないのかしら?」
「グリーンリボン賞の時のあのドレスもアクセサリーも ぜぇんぶ 貢ぎ物だものねぇ。」
「知ってる?!あの時のアクセサリーだけで 総額2千万円ですってよ!」
「ドレスだって!フランスの一流デザイナーにオーダーメイドしたものだって!」

  スタイリストさんに促されて キョーコの姿が楽屋から消えたとたん

  一気に女優たちの噂話がはじけた。

「たった17歳で!男2人に競争で貢がせて!」
「しかも!そろいもそろっていい男ばかり!」「本当に 生意気よねぇ!!」

 このぉぉぉ…!
 黙って聞いてやってる義理はない!!

「みなさん、ずいぶん 勇気がおありなんですね…。」

 着替えコーナーのカーテンから出て
 にこやかに すっと 会話に割り込む。

「え?」「あ!」「こ、琴南…さん!」
 カーテンの陰に私が居たと 初めて気づいた3人が仰天していた。

「もし…悪意のある『誰か』が 皆さんの会話…当のお2人にそのまま
 垂れ流したりしたら…」

 ぎくりっ
 …と 3人の女優たちの顔がこわばる。

「もう二度と この芸能界で 皆さんのお名前 拝見できなくなるかと思うと…」

「こ、琴南さん!」「わ、私たち 何もそんな!!」
「ちょ、ちょっと うらやましいと思っただけなのよ!それだけよ!!」

「はっきり 申し上げておきますが。」

 ぎろっと 正面からにらみつける。
 相手のほうが 芸歴長い先輩だけど 知ったことじゃない!

「別にキョーコが あいつらを 誘惑してるわけじゃありません!
男どもが キョーコ無視して 勝手に ぎゃーぎゃー騒いでるだけです!
キョーコ責めるのは お門違いでしょう?!」

 3人の女優たちが震えている。

「2度はない…と 思ってください。これが 最初で最後の警告です。
今後 絶対に キョーコを無責任な噂話で 傷つけないでください!」

 本気で許さないから!絶対に!!
 どんな卑劣な手段使ってでも…!!
 
「「「は、はい」」」

 がくがく うなづく3人を もう一度 にらみすえて 楽屋から出る。

 とりあえず
 この撮影中は
 こいつらが キョーコに 妙ないやがらせ 口走るようなことはないだろう。

 でも…。

 …むだ…だろうな…。

 この程度は 氷山の一角。

 きっと あっちこっちで
 同じような…いや もっとひどい噂話が 飛び交ってるに決まってる!

「モー子さぁぁぁーん」

 私に気づいたキョーコが 駆け寄ってくる。

「また モー子さんと 共演できるなんて!私たちって やっぱり運命で結ばれた親友よね!」
「いちいち大げさよ!アンタは!」
 抱きついてくるキョーコに 憎まれ口を返しながら つい顔は笑ってしまう。

 少なくとも
 今の時点では
 キョーコの中での順位は 私が独走状態 ぶっちぎりのトップ。

「撮影が早く終わったら、また いっしょに 買い物にいこうね!」
 うきうきとからめてくるキョーコの腕をふりはずせない。はずす気もないし…!

「そうね…。今度は 指輪とピアス買う?あのペンダントとセットの。」

「あ…。あの…。それは…。」

 とたんに キョーコが口をにごした。

「どうしたの?気にいったんでしょ?あのシリーズ」

 全部あわせたって10数万。今のキョーコのギャラなら余裕のはずだ。

「も、もう、もらった…の。このシリーズ。指輪は敦賀さんから。ピアスは…アイツから。
今日は、学校から直接だから 制服で隠せるペンダントしか身に着けてないんだけど…」


「はぁ…!?」

「う、うっかり!2人に 同時に このペンダント見られて!」

 キョーコが 半べそ状態だ。
 …さては…なにやら バトルがあったわね?その様子だと…!

「わかった…!それ以上 言わなくていい…!!」

 聞きたくもない!
 きっと アイツら 醜い争い繰り広げたに決まってるもの!

 少なくとも
 今の時点では
 キョーコの中での順位は 私が独走状態 ぶっちぎりのトップ。

 でも
 案外 この地位からの転落は早いかもしれない…。

 誰が 立つんだろう?

 敦賀先輩か
 不破か

 キョーコに想われるようになるのは どっちの男?

 どっちでもいいんだけどね、私は。
 この子さえ幸せにしてくれるなら…!

 どっちだろうと
 キョーコを一生大切にするのは間違いなさそうだし。

 でも
 できるなら その途中過程には 絶対に!関わりたくない!
 関わらせないでよ?お願いだから!!そんなとんでもないバトルには!!














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