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「松蓮聖戦」
第4章 蓮香松涛

氷室(side:Y)【蓮香松涛 №6】

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氷室(side:Y)【蓮香松涛 №6】




「やあ!キョーコちゃん 琴南さん お疲れ様!」

 撮影中のランプが消え、大勢の出演者の最後のほうに二人が出てきた。
 廊下のベンチから立ち上がって出迎える。

「社さん!?」
「どうされたんですか?こんなところに!」

「京子ちゃんを迎えに来たんだよ。タクシーで。」

「そ、そんな!わざわざ、もうしわけありません!」

 礼儀正しい京子ちゃんは 恐縮してる。
 …でも 遠慮して固辞なんかしないでくれよ?
 されたら 困る!俺が一人で帰ったりしたら 蓮がどれほど 荒れることか!

 「お一人ですか?敦賀先輩は?」

 いち早く琴南さんが察してくれたらしい。小声で俺に聞く

 「あー。ちょっと撮りが長引きそうで…。でも ぐずぐずしてると…。」

「よぉ!お疲れ、キョーコ!」

「ショ…!」

 遅かった!

 「…こうなるから…。」「…大変ですね…」
 琴南さんが 深く同情してくれる。


「なんだ?せっかくプレゼントしたのに…ピアスはつけてないのか?」

  しまった!気をぬいたスキにヤツが京子ちゃんに 近づいている!
  
  しかし すばやい!
  京子ちゃんの髪掻き分けて耳に手を触れてる!

「高校でも 髪で隠せば ばれないだろう?そう思って、俺はピアスのほうにしたんだから。」

「そ!そんなの気にしてたら!思うように 動けないもの!」

「いまどき ピアスぐらい 中坊だって 学校で堂々とつけてるぞ?」

「私は そんなことできないの!悪かったわね、融通利かなくて!」

「じゃ…ペンダントならいいんだな?」

「な、なに…!?」

 なっ…!
 ヤツがすっと京子ちゃんの腰を抱く。

「なんなら 今から 宝飾店にいくか?
 お前の気に入りが 見つかるまでつきあってやる。」

 
「お。おかまいなく!い、今!こ、こ、このシリーズが すっごく 気に入ってるの!」

 必死に京子ちゃんが叫ぶ。

「ゆ、指輪もピアスも プライベートの時に つけさせていただくから!喜んで!」

「そこまで彼に気を遣ってやる必要ないよ、最上さん」

 唐突に
 低い声が響いてきた。

「…!?」

「つ、敦賀さん!」

 京子ちゃんは ヤツが驚いてる一瞬のすきに さっと その手を逃れた。

「れ、蓮!撮影は…!?」

「俺の分は スムーズに進みましたので 思ったより早く上がれました」

  さわやかに にっこり ほほえんでいる。
  …その眼が 笑ってない!!

  長いつきあい…俺には わかる!

  お、怒ってる!
  その眼が…こう責めている!
  「あなたがついてて 何やってるんですか!」

  し、しまった!
  つい あっけにとられて ヤツの動きを封じられなかった! 

「最上さん さあ 帰ろう」

  一転
  京子ちゃんには 心底 優しい眼を向ける。

「は、はい」

「あ、あの…蓮…」

「ああ…社さんは この後 打ち合わせが おありでしたね?」

  きゅら  きゅらっ  きゅららっ

  まぶしい笑顔のきらききらが 全身にぶすぶす刺さってくる…。

「う、うん…。」

  お、怒ってるんだな…!?
  ヤツの接近 阻止できなかった 俺を…!

「あ、あの 社さん モー子さん お疲れ様でした。ま、また 明日!」

「…ええ。気をつけて…ね。」

「では、ここで失礼します。また明日」 

「あ、ああ。また明日…」

  大切そうに京子ちゃんの腰を抱いて、俺の担当俳優はさわやかに去っていった。

  ふぅ…。
  つい 肩が落ちる。

「や、社さん!元気出してください!」

  ありがとう 琴南さん
  君の優しさ 身にしみるよ

「またも、完全に邪魔者扱いですね…マネージャーさんも お気の毒に」

  うるさいぞ!不破!
  おまえになんか 同情されたくない!

  誰のせいで こうなってると思うんだ!

  それにしても
  今後…頻繁に こうゆうことがあるんだろうか…。

  あるんだろうな…。

  俺の背広のポケットには
  蓮から もらった(というか 押し付けられた)タクシー券が入ってる。 
  
  「これから なにかと 必要になってくると思いますので…」
  とりあえず1月分…と、渡された券の総額…なんと100万円!

  要するに…こうゆうことは 相当数 覚悟しておけ…ってことだ!!

  京子ちゃん!
  お願いだから!!
  早く 蓮のこと 好きになってくれ!!!

  でないと俺 もちそうにないから!!このままじゃあ!
  身も心も!!










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