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「『恋だの愛だの』」
疾風怒濤

[7]石の上にも3年

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石の上にも3年

     


はぁ…

 何
 このすさまじい急展開

シャワーの湯 全身に浴びながら ため息をつく。

 今朝10時
 至極のんきに マンションのドアくぐったときには
 こんなことになろうとは 全然 まったく 思ってなかったのに…っ!!

 口は災いの元

 私さえ あんな軽口たたかなきゃ 

椿君だって あんな…

 あんな…

 うぅうぅぅぅ~

 思わずしゃがみこむ

 胸とかのどとか
 椿君の指や唇が触れたところが じんっと熱をもって熱い 

 マジだった
 マジで怖かった…ホントに

椿君
 よく 途中でやめてくれたよね…

 ぞくっと背筋が寒くなる

 考えない考えない!
 落ち着け!私!思い出しちゃダメ!!

 シャワーの湯を最強に切りかえ 必死に思考を遮断する

 大丈夫!
 椿君は 約束守る人だ!(たぶん きっと…)

 私が ああいったからには
 結婚するまでは 我慢するはずだ!(おそらく たぶん…)

 うちのお父さんは 頑固だから
 絶対 学生結婚なんて許すはずない。

 大学4年間は 猶予があるってことだ。
 その間には 私も 少しは大人になれて…る と 思いたい!

 でも とにかく
 こうなった以上 同居の件は 白紙にもどそう!!

 あんなこと言われて
 あんなことされ(かけ)て

 なおかつ 同居を承知するのは
 =「同意」ってことに なっちゃうし!!
  
 ようやく 心が静まってから 洗面所に出る。

 この広いお風呂場は 2箇所のドアに面している。廊下と寝室に。

 廊下側にも、お客様向けのちゃんとした洗面所コーナーがある。

 今私がいるのは
 寝室に面したほうの洗面所
 豪華ドレッサー付き 格別ゴージャスな一角だ。

 着替えは あらかじめ 置いてあった。

 下着一式も ある。

 服を着こなすには まず下着から…とか
 店員さんに 服とセットで 押し付けられたらしい
 
 けど…
 見れば見るほど セクシュアルなデザイン…だよね、これ!

 少なくとも 絶対 自分じゃ買わない!!

 店員さんってば
 椿君の外見で判断して いけてる女連想して選んだな?さては!

 とはいえ 他にどうしようもない
 椿君ったら 不器用なはずし方で ブラのホック こわしちゃったしっ

 …そうだ
 不器用だった…

 慣れてないんだ ああゆうことには

 つまり 彼も 初めて…だったんだよね

 おっと
 ダメダメ!
 考えない考えない!!

 ついつい 余計な連想しそうになる頭を勢いよく振り

 派手な下着と
 もらってきてくれた こじゃれた服を着て 寝室経由で廊下に出る。

「遅い!」

 廊下では 椿君が腕組みして 待っていた。

「…女は 支度が…!」

 次の瞬間
 ぐいっと腕をひかれて 口付けられる。
 強引に 舌が入り込んで 強く吸われる。

「んん…っ」

 必死に 椿君の体を押し戻す。

「ちょ…椿…っ」

「よく似合うぞ、かのこ」

 うっ!

 甘く見つめるその目
 腰にまかれるその腕

 もはや 完全に
 恋人モードにシフトしてるね!?椿君!!

 ダメだ
 やはり 絶対 同居なんかできない!

 この目 この手
 あまりに いたたまれなさすぎ!

「昼飯は 途中のドライブインで 適当にとることにして…。
 すぐ出よう。地下駐車場に 車 おいてる」

 私を抱きしめ 髪に軽く口付けながら 椿君がささやく

「…は?」

 な、なんで
 いちいち そういう行動とるかな!コイツは!

「ああ。俺、入試終わった後 即行で 4輪免許とったから」

 初耳なんですけど…っ!?




「エコカーですか…」

「地球人の義務だろ」

 いや
 私が言いたいのは お値段の…

「ほら 来い」

 椿君が、助手席のドアを開けて私を手招く。

 うっ
 絵になる

「 う、うん」

 おずおずと乗り込めば、外側から椿君がドアを閉める。

 ちゃんと車の前側を通って 反対側の運転席に乗り込んできた。
 
 私は知ってる。
 それが正式のマナーだと。
 なぜなら 万が一 誤発進した際には、身を張ってとめられるから。

「ほら。ちゃんとベルトしめろよ」

 さっと私の腰に ベルトを締めてくれる。

 完璧なエスコートぶり
 その美麗な外見に恐ろしく似合ってる

「安全運転 心がけるから。座席倒して リラックスしてろ」

 優しく微笑んで 軽く キスしてくる。

「う、うん」

 ブティックの店員さんが見立てたという
 いまどきファッションが ばっちり決まって いつも以上にかっこいい。

 はぁ~。
 
 なんで こんなのが よりによって 私…?

 あれか
 マニアックな趣味…??

 とはいえ

「なんで?私なんか 椿君にふさわしくないよ」
「椿君なら もっと似合いの相手がいるから」

 なぞと ほざこうものなら

 確実に さっきの二の舞!

 椿君が マジ切れしたのは

 私が

「椿君なら 相手したがる女の子はいくらでも」なんて 言ったせいだものね!

 いや
 私だって 好きだよ?

 無意識だったけど ちゃんと 好きだったんだと自覚した

 したけどさ!

 ずっと 友だちだったのに
 いきなり 恋人モードに切り替えるなんて

 いったい どうやってやればいいっての!?

「なんで 椿君は
 …こんなに ナチュラルに 恋人モードに切り替えられるのかなぁ…」

「そりゃ 年季の差」

 はっ!
 声に 出してた!?

「おまえ 無意識か?独り言 だだもれだ」

 うっ

「俺は ずっとお前の恋人になりたくて そればかり夢見てすごしてたからな…この3年」

 ぐっ!

「ようやく念願かなったんだ。フルスロットで 飛ばすのは当然!!」

 茶化すのでもなく からかうでもなく
 真剣な目で きっぱりはっきり 断言する

 思わず ほほが赤くなる

「ありがとう…な」

「…え?」

「俺の3年間…無駄にしないでくれて…」

 ぽふぽふ

 椿君の左手が 軽く私の頭をはたく。

「最終決定権 握ってるの あくまで おまえだったしな」

「…椿君…」

 あんなに強行に
 俺様発言で迫ってきたのに

「ん?」

 ホントは 不安でいっぱいだった…?

 胸の中が熱くなる。

「大好き」

 ぽふっと 体をもたれかけさせる。

「…かのこ」

「ああ、ごめん 運転のジャマ…」

「頼むから あんまり可愛いことしないでくれ!
 思わず その辺のモーテルに寄り道したくなるだろーが!」

 いっ?
 あわてて 体を元に戻す

「椿君 ちょっと こらえ性なさすぎ…」

「んなもん 高校の3年間で 残らず 使い切った!
 もう ひとかけらも残ってねぇよ!」

 いや
 言い切らないでよ!そんな恥ずいこと!! 

椿君!?
 あんた 絶対 キャラ変わっちゃてるよっ!?


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