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天地の詩

【天地の詩】 第1章 第Ⅰ場(side:光彦)

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天地の詩 第1章 第Ⅰ場(side:光彦) 




    天地(あめつち)の詩(うた)


  【監督】 

         緒方 啓文

  【配役】

         美穂   京子 

         暁人   敦賀 蓮

         光彦   不破 尚

         咲耶   琴南 奏江

         桂    貴島 秀人

         玉依姫  七倉 美森  



高千穂峡

「高千穂峡」( Photo by (c)Tomo.Yun )




〔高千穂 山中〕

大鷲、牙王の背に乗って、空中から下界を探索する。

「牙王、見ろ! 前方。東北東。何か、光った」

『ああ、小さな流れがありそうですが…。木が茂っているので、私では、着地できません。』

「そうだな…。少し離れてるが…あそこの岩場に」

『了解』

 牙王が、静かに岩場に舞い降りる。

 高さはあるが、山育ちの身には、軽いもの。
 岩から岩へ飛び跳ねて、すぐに、低地に着地した。

 眼を閉じて、嗅覚を澄ませてみる。

 水の匂いに、喉の渇きが、ますます強まった。

 ― ぼっしゃんっ

 水音!? 

 もしや、獣の類…か…?

 突進しようとした足が止まる。

 大丈夫。こちらが風下だ。

 そろそろと、音のしたほうに、足音を消して進む。

 あった!

 澄みきった…美しい水が、さやさやと流れる小川!
 
 ― ぱしゃっ

 !?

 中から、何かが浮かび上がって来た!

 ~!!

 思わず、身を低くして潅木の茂みに隠れる。

 お、お、女!?

 ど、どうして、こんな山奥に!? 

 はっ!

 も、もしや。物の怪、妖怪変化か!?
 
 腰から剣を抜いて、油断なく身構える。

 そっと、流れのほうをうかがう。

 金色にきらめく長い髪…
 白くつややかに光るなめらかそうな肌…

 …。

 天女…か?

 少しだけ、にじり寄ってみた。

 ― ばきっ

 とたん
 足元に落ちていた枝が折れる音がした!

 はっと、小川の中の女が振り向いた。

沐浴 美穂


「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」

 女はあわてて、流れに深く身を沈めた。

「ま、待て! お、オレは、別にやましいこと…」

「いやぁー! 向こうへ行ってー!」

「少しは、話を! …っ!?」

 ひやり
 のど元…に、
 冷たい刃が、突きつけられている!

天地の詩 1

 い、いつのまに!?
 背後に…大きな人影!

「動くな」

 ぞっとするような低い声。

「暁人?!」

 川の中から、女の声。

「…油断が、過ぎます」

 男は、オレを見据えたまま、女に言う。

「ご、ごめんなさい…」

「こいつは、向こうで始末します…、お着替えを」

 女のすぐそばの岸辺に 男が衣服を放り投げた。

「は、はい!」

 言われて女は 衣服を頭に載せて そそくさと下流に向かう

「ま、待て!」

 冗談じゃない!
 あっさり『始末』されてたまるかっ!

「おまえたちは、鬼か!? 何の罪もない人間を!」

「…彼女の…を、見たのだろう?」

 ひょぉおおおぉおおおぉおお~

 …!?

 真夏の暑さが、一気に凍った!

「それだけで、万死に値する!」

「ま、待てって!」

 ジョーダンじゃない!

「あ、あんな、ロクに胸も出てないガキの裸、見たくらいで!」

 ― ひゅんっ

 ― かっ!

 ?!

 そ、袖が…!
 樹に…矢で…ぬ、縫いとめ…!?

「コロス…! ずぅえぇぇぇえったい…殺すっ!」

 なっ!?

 下流のほうの茂みで着替えをすませたらしい
 女の構えた矢が、まっすぐオレの胸を狙ってる!

 くそ!
 もはや 万事急す!

 ばさっ! ばさっ! ばさささっ! 

 突如
 オレたちの上を、大きな影が覆う。

「…!?」

 男が、思わず…というように天を仰ぐ。

 牙王…!

 助かった!!

「な、なに!?」

 女も、弓をおろして、空を仰ぎ見る。

「わ、鷲っ!?」

太陽も隠してしまう大きな鳥に、驚愕している。

「姫っ!」男が焦って、女に駆け寄る。

『ひめ』…?

 いや! 今は、逃げるのが先だ! 

 牙王が、オレにむかって脚を差し出した。
 がしっとつかまる。

 相棒は、すぐに、空高く舞い上がってくれた。

 ふう…間一髪! 
 
 眼下、男が全身で女に覆いかぶさってる姿が見えた。  

 牙王の翼が巻き起こす砂塵から、女を守るために…。


 イラスト「キケンな水浴び」【画:『甘今想最』:ともにょ様】 



























































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