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「松蓮聖戦」
第5章 仙友浄友

初嵐(side:R)【仙友浄友 №2】

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初嵐(side:R)【仙友浄友 №2】






「おい!」

 午後8時 ようやく今日の撮りを終えて
 彼女の待つ自宅へ心せく思いで足を速めていたとき

 突然
 響いてきた不快な声に 眉をひそめる

「やあ…不破君…お疲れ様」

 『紳士』を装ってる手前、とりあえず笑顔はとりつくろってみせる。

 が…ヤツのほうは、眼を怒らせたまま、ずいっと俺に近づいてきた。

「貴様…いったい…アイツになにやってるんだ!」

 …!?
 いきなり胸倉をつかんできた!

「尚ー!やめて!」

 マネージャーさんが、必死にヤツを後ろから抱きついてとめようとするが
 か弱い女性の力では、どうにもならないようだ。

「キョーコが鈍いのいいことに…何 すき放題やってるんだ!ふざけるな!!」

 …!

 『あれ』…か?

 なぜ、こいつが…『ソレ』知ってる?

 彼女は、今日一日OFFで…接点なんか…。

 …だがまあ
 とりあえず…

「うっ!」

 ぎりっとヤツの手を逆方向にねじる

 あっけなく手ははなれ ヤツが痛みにしゃがみこむ。

 穏やかになったものだ。俺も。
 5年も前なら…、血反吐はいてぶっ倒れるまで『お礼』してたとこだ…!

「少しは 礼儀ってものを学んだらどうかな?不破君。」

「…貴様みたいなヤツに…敬意払う必要なんぞあるか!この卑怯者!!」

「…どういう…ことかな…?」

「自分の胸に聞け!」

 そりゃ…たっぷり 『心当たり』は ありまくっているが…。

 …どこまで…知ってる…?

 眼で、ヤツのそばでおろおろしているマネージャーさんに尋ねる。

「さ、さっき 尚の新プロモで、キョーコちゃんに急遽、お仕事お願いすることになって…。」

 …え!?

「そ、そのとき…キョーコちゃんの背中にその…」

「…キョーコは、天然で、ほんとに意味がわかってないようだったが…!」

 怒りに煮えたぎる眼で 俺をにらみつけてくる。

「オレの眼は、ごまかせないからな!」

「…君には 関係ないと思うが…?」

 彼女にならともかく…おまえなんぞにどうのこうの言われてたまるか!
 いったい、お前に何の権利があるっていうんだ!

「開きなおるな!このセクハラ野郎っ!!」

 ずうずうしくも、不破が、ほえる。

「いったい…いったい…どういう状況であんなことになる!
 あんた、いったいキョーコに…!」


「何度も言わせるな。君には、関係ない。」

「きさまぁ…」

 いきなり殴りかかってきた
 そのやわなパンチを左手でとめ、下腹にこぶしをたたきこんだ。

「ぐっ」

「尚!」

 マネージャーさんが、苦しそうにうずくまっているヤツの肩に手をかけて
 必死に呼びかけている

「申しわけありません…ですが…ご覧のとおり…正当防衛ですから…。」

 急所は外してやったんだ…ありがたく思え!
 
「れ、蓮~!!」

 遅れてやってきた社さんが、悲鳴をあげた。

「な、なんてこと…!」

「飛んできた火の粉はらっただけです…。」

 黙ってなぐられてやる義理はない!

「ば、場所、考えろぉ~!!」

 泣かんばかりの悲痛な声に、初めて周囲を見回す。

 いつのまにか ぎっしり 野次馬が取り巻いていた。

「…失礼…お騒がせしました…」

 にっこり ほほえんだ
 …のに、なぜか、人々の顔は 恐怖にこわばっている。

「不破君に 格闘技の稽古つけてただけですので…どうぞご安心を…」

 さっさっと引っ込め!この野次馬ども!!
 見世物じゃないんだ!!
 
 声もなく、野次馬たちは、散っていった。

「れ、蓮!かえって怖いから!その笑顔!だ、第一、そんな言い訳…誰も…」

 社さんがなにやら必死に言い募っているが、興味はない。
 
 それより
 もっと 重要なことがある…!

「不破」

 反対にヤツの胸倉つかんで、上を向かせる。

「おまえ、まさか…彼女に…よけいなこと…」

 今は…まずい!…まだ早い!

 『アレ』が ばれたら…!

「…逃げられるよな…すぐに…!」

 ヤツのあざけりに 頭に血が上る。

「言った…のか…?」

「…言えなかった…。残念だが…な。」

 ぱしっと ヤツの手に腕が払われた
 が、その言葉のほうに気をとられた。

「あいつが 傷つくの見たくない…からな。」

 …!

「だから…」

 ぎんっと燃える眼で俺をにらみつけてくる。

「あいつの信頼いいことに…!ふざけたまねするアンタが許せないんだ!」

 真正面から 見据える瞳の中の炎は まるで揺るがない。

「また、こんなことがあったら…オレはキョーコに忠告するからな!はっきりと!」

 そう言い放つと、ゆっくり立ち上がる。

「あんたみたいな卑怯な男に 負けない。絶対に…。」

 静かな決意に満ちた声。

「絶対に負けないからな!」

 まるで自分に言い聞かせるように 繰り返して、その場を去っていった。

「れ、蓮!い、いったい…」

「…たいしたことじゃありませんから…ご心配にはおよびません…。」

「で、でも…。」

「早く帰りましょう。腹も減りました…。」

「う、うん」

 つまらないことで 時間を食ってしまった。

 きっと彼女が待ちくたびれてる。おいしい夕飯を作ってくれている。

 そうだ!俺を待ってくれているんだ!この俺を!

 気にする必要はない!あんなヤツのことなんか!

 いっさい
 気にする必要なんかないんだ!

 気に病む必要…なんかっ!!



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