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「松蓮聖戦」
第5章 仙友浄友

星月夜(side:R)【仙友浄友 №5】

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星月夜(side:R)【仙友浄友 №5】



♪~遙かな時を超えて 届く星のきらめき 命の焔 ゆらめかせてる
   いくつもの夜を越え 果てなき旅を 永遠に続けてきた 

  ただひたすらに 君を求める
    この遙かな宇宙(そら)の中 巡り逢えた奇跡

  君に巡り逢うために 生まれたこの命

  誓おう この命のかぎり 君を愛し続けると
  遙かな時を超えて ぼくはここに来た 君に逢うためだけに ~

       『星月夜』 ~ By Syou Fuwa ~






 小さな家。旅支度をしている若い男。
 その傍らに、青ざめてたたずむ一人の少女。

「…どうしても…行く…の?」

「…オレの夢がかなうとこなんだ…。行かせてくれ!」

「…ええ…小さい頃からの…あなたの…夢だものね…。」

 悲しみに震えながら、それでもけなげに笑顔を作って見送る愛らしい少女。
 白地に小さな花柄のドレスは、彼女によく似合っててすごく可愛い…が、素材は綿。
 けっして派手ではない。…というより、つましい装いだ。

「待っててくれ!必ず…成功して、おまえを迎えに来る!
 うんとおまえに贅沢させてやる!」


 いとおしげに、男は少女を抱きしめる。

「…贅沢なんて…いらない…!私、私は…ただ…!」

「…え?」

「…!う、ううん!待ってる!がんばって、必ず、夢をかなえて…ね!」

「ああ!行ってくる!絶対に、おまえを王女様のようにしてやるからな!」

   ほっとした笑顔で、男は少女を抱きしめ、その唇に…。

   ~っ!

   何度見ても!いまいましいこと、このうえないっ!!

「れ、蓮…」

   社さんが、小声で袖をひいた。

「ま、まわりの皆さんが 凍ってるから…な?」
   
「ただ…おとなしく 見てるだけですが…。」

「いや…もう…その空気だけで…。」

   なぜだか がっくりと肩をおとす。

   どうも…最近 お疲れ気味のように見えるが 気のせいだろうか。
   今年の夏は、特に暑いから 用心してもらった方がいいな、

「社さん、グァムとかこの仕事とか…俺が勝手にやったことについては、わざわざ
 付き添っていただかなくても いいんですよ?」


  特にグァムなんか、完全に、OFFだったんだから。
  でも、『絶対について行く!』と 言い張って聞いてくださらなかった。

「おまえを野放しにしとくほうが、よほど胃に悪い!」

「…ひどいですね…。」

  …俺は猛獣ですか!?
  それが仮にもマネージャーのお言葉ですか!

  無駄話をしている間に、場面はすすんでいた。

  男が去った家の中。
  ぽつんと少女一人が、残されていた。

  椅子にかけてあった若い男のシャツをとり、ほほにあてる。

「…贅沢…なんて…いらないの…。」

  その表情は愁いに満ちていて、いかにも頼りなげだ。

「私は…ただ…あなたさえ…いれば…それで…それだけでいいのに…」

  ついにシャツに顔を埋めて、ぽろぽろと泣き出した。
  見ている者の胸をしめつける…つらそうな表情で…。

 撮影前

 金髪 碧眼

 初めて…本来の姿をさらした。

 初めて…彼女に会ったときの姿を…。

「コーン…?」

 大きな目をみはって
 信じられないというように 俺を見つめる彼女…。

 …。

 やはり…ごまかせ…ない…のか…?
 
「ん?何のことだ?」

 ヤツの言葉が 緊迫を解いた。 

「あ。す、すみません!敦賀さん!
 あまりに見事な変身でしたので…お、驚いて!」


 ハッと 我にかえった彼女は、すぐにわびてきた。

「む、昔の…知り合いに…似てらして…」

「…いや。かまわないよ。」

 寂しそうな悲しそうな その表情にきりきりと胸が痛んだ。
 俺のことを…コーンのことを 心配してくれているんだ…と わかるだけに…。

「なんだよ?それ…!オレは、知らないぞ!おまえのそんな知り合い!」

「アンタの知らないことだって、あったのよ!あのころの私でもね!!」

 ヤツの介入で、一挙に、空気が変わった。

 いつもの軽口の応酬。

 反撃する彼女…が、生き生きしてる…ように 見えるのは、気のせいか?

 今
 撮影前のその場面がよみがえって、思わず唇をかみしめる。

 なんだかんだ言いつつ…アイツが彼女の支えだった時期も…あった。

 今でも…二人はすぐに作ってしまう。オレには立ち入れない世界を!

「敦賀さん!スタンバイお願いします!」

「あ、はい!」

 …よけいなことを考えるな!

 当初、演じる予定だったLMEの若手が、
 『顔もスタイルも見えないような仕事なんて、つまらない』
 なんて愚痴ってたのを、偶然、通りがかりに聞きつけて

 『そんな浅はかな人間に、LMEの名札つけて仕事してほしくない!』 

 そう しかりつけて 強引に ぶんどった仕事だ。

 全力を尽くすのみだ…!

 誰のプロモだろうが…な!




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