スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←小夜時雨(side:K)【絶えずの炎 №1】 →狐(side:S)【絶えずの炎 №3】
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



総もくじ  3kaku_s_L.png 松蓮聖戦
もくじ  3kaku_s_L.png 天地の詩
もくじ  3kaku_s_L.png 宝物
もくじ  3kaku_s_L.png 献上品
もくじ  3kaku_s_L.png 単発SS
総もくじ  3kaku_s_L.png 『恋だの愛だの』
もくじ  3kaku_s_L.png ツイッター
もくじ  3kaku_s_L.png バトン
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
【小夜時雨(side:K)【絶えずの炎 №1】】へ  【狐(side:S)【絶えずの炎 №3】】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

「松蓮聖戦」
最終章 絶えずの炎

狐(side:R)【絶えずの炎 №2】

 ←小夜時雨(side:K)【絶えずの炎 №1】 →狐(side:S)【絶えずの炎 №3】
(side:R)【絶えずの炎 №2】




 ヘリの準備をすべく ローリィ社長の自宅に向かった。
 (ふだんは、社長宅の庭にある格納庫をお借りしているから)

「蓮様ぁぁぁ〜」

「…マリアちゃん?」

 入ったとたん、マリアちゃんが泣きじゃくりながら 抱きついてきた。

「ど、どうし…」

 ローリィ社長が 真っ青な顔で 訳を教える。
 
「…今、出雲の撮影隊と無線連絡がやっと通じて…最上くんは…
土砂崩れに巻き込まれた…そうだ…。」

 …!!

「大丈夫だ!埋まってるなら 掘り出してやればいい!阪神・淡路の時も 3日ぶりで
助け出された80歳の方もいる!」

「…す、すぐ…!」

「頭を冷やせ!この馬鹿者!!」

 ローリィ社長がいつにないすさまじい口調で怒鳴った。

「何の用意もなく そんな軽装に革靴で行こうってのか?
救助どころか 足手まといになるだけだ!」

「でも!」

「今、用意させてる!」

「「「「「失礼します!!」」」」」」

どやどやどやっと 蛍光色の黄色や水色の作業服に身を固めた男達が入ってきた。

「こんなこともあろうかと、わがLMEにおいて 日々特殊訓練を積んでいた レスキュー隊!
サーモセンサー 強力サーチライト 特殊ハロ・スーツ ロープ 牽引機 ソーイングセット
救急箱 そのほか諸々 完全配備だ!」

 …。

 こんな場合だが
 一瞬 あっけにとられてしまう…。

「な、なぜ こんな派手な…。」

「夜目にも めだたせるためにきまってるだろう!光源がなくとも 光る特殊繊維だ!」

「し、しかし こんなに 大勢…俺のヘリの定員は4人…」

 軽く 1ダースは…いる
 この人数は とてもじゃないが!

「案ずるな!こんなこともあろうかと 常にとばせるよう整備しているヘリは 6機 俺の
別邸に用意していた!」

「…予知能力者ですか…あなた…。」

「…というわけで…お前のサイズに合わせた レスキュー服に作業靴もある!当然な!」

「どうして そこまで 用意がいいんですか!」










「…そんなに 笑わなくても…。」

「ご、ごめんなさ…い…」

 最上さんは、なんとか 笑いやめようと 苦労しているようだが 全く成功していない。

「そ、それで…そんな…お、お洋服…なんです…ね。」

「まあ…ピンクじゃなかっただけ まだしも…かな。」

「ええ!さわやかグリーンで…す、素敵…です…。」

「いいよ、無理しなくても…。」

「…一歩 間違えたら お化け蛍ですよね…。」

 ぼそっと 耳障りな声が 割って入ってくる。

「尚!」安芸さんの声。

「気がついたの!?」最上さんが あわてて振り返った。

「おまえの笑い声で…な。」

 ヤツが顔をしかめる。

「…大丈夫かな…?」

 ヤツは最上さんを助けようと、斜面をはい上がっていったものの
 CM撮影中の草履のような履き物だったせいで、ぬかるみに足を滑らせてしまったらしい。

 左腕の骨が 折れてるようだ。

 他にも 全身 打ち身だらけ…。

「一度 斜面から転げ落ちて…全身地面ににたたきつけられてるのに…
それでも 俺達 ふりきって…。」

 気絶しているヤツを 介抱しながら
 スタッフ達が 痛ましそうにいってた…。
 
「今、中国地方全域 四国・九州の瀬戸内海側・神戸大阪まで 病院という病院は 全部 
 野戦病院状態だから。少し遠いけど、京都に行くよ。もう、病院には連絡済みだ。」


「…京都なら…」ヤツが うめくように言う。

「祥子さん…おふくろに…連絡…。」

「あ、ええ!来て頂くように言うのね!」

 安芸さんが 早速 携帯を取り出した。

「着替えを…キョーコの分…。」

「…え?」

「…そんな 濡れたもの…着せたままじゃ…」

 言葉の途中で 激痛が見舞ったのか ヤツがもう一度 気絶した。

「…ショー…。」振り返った最上さんが 心底 案じるようにつぶやいた。

「…電話するわね…早速…。」安芸さんが ピッとボタンを押す。

「あ、もしもし お世話になっております。息子さんの…」

  ヤツの指示通り、頼んでいた安芸さんが、ふっと顔を上げた。

「京子ちゃん。尚のお母様が 貴女の声 聞きたいんですって。」

「あ、はい!」

 最上さんは 安芸さんから 受話器を受け取って 耳に当てた。

「もしも…」

「キョーコちゃん!大事ないか!?」

 きーんっっっっっっっっっっっっっっっっっ…

 あ…危うく
 操縦 ミスるとこだった! 

 …最上さんも 受話器から 50cm 耳を 離した。

「は、はい。私の方は…で、でも ショーが…私を 助けようとして…手の骨…」

「あんなあほは どーでもええの!骨なんか 1度や2度 折った方が 前より丈夫になる!」

「そ、そんな…。」

 …。

 どうしよう…。

 一瞬
 ヤツに 心底 同情してしまった!

「キョーコちゃん!せっかく京都に帰ってくるんやったら うちでゆっくり 休んでいきなはれ。」

「あ、あの…女将さん?遊びに行く訳じゃ…」

 この 女!
 …息子のけがまで 利用する気なのか!?

「あんたの部屋は、いつ帰ってきてもいいように ちゃんと掃除してるんやから…な。」

「お、女将さん…。」

 こっ!
 このっ!
 女狐がっ!!

 最上さんの弱点
 しっかり 把握していやがっって!!




 関連もくじ一覧 ▼ 
総もくじ 3kaku_s_L.png 松蓮聖戦
総もくじ 3kaku_s_L.png 『恋だの愛だの』
総もくじ  3kaku_s_L.png 松蓮聖戦
もくじ  3kaku_s_L.png 天地の詩
もくじ  3kaku_s_L.png 宝物
もくじ  3kaku_s_L.png 献上品
もくじ  3kaku_s_L.png 単発SS
総もくじ  3kaku_s_L.png 『恋だの愛だの』
もくじ  3kaku_s_L.png ツイッター
もくじ  3kaku_s_L.png バトン
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
【小夜時雨(side:K)【絶えずの炎 №1】】へ  【狐(side:S)【絶えずの炎 №3】】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【小夜時雨(side:K)【絶えずの炎 №1】】へ
  • 【狐(side:S)【絶えずの炎 №3】】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。