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「松蓮聖戦」
最終章 絶えずの炎

初冬(side:Y)【絶えずの炎 №5】

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初冬(side:Y)【絶えずの炎 №5】



「つっ…敦賀さん!こ、これは…いったい!!」

「ん?この病院の特別室。」

「こ、これが…?病室!?」

「幸い 今、利用者はいないから 何日でもOKだって。良かったね。」

「あの…ここ 1日いかほど…!保険は、きかないですよね!」

 ほろり。

 今や 国民的アイドル 人気絶頂の 新進女優なのに
 あくまで 庶民的なセンスを失わない 京子ちゃん…!

 それでこそ お嫁さんにしたい女優 ぶっちぎり№1なだけのことはある!
 (その記事見た後の蓮をフォローするのには すさまじく苦労はしたが!)
 
「最上さん」

 きゅらきゅらっきゅらららっっ

「は、はいぃぃ?!!」 

「病人は そんな些細なこと 気にするものじゃないよ。ゆっくりおやすみ。」

 …ということは…
 『些細な』値段では ないな?!さては!

「あ、あの…でも…。」

「君は 仕事に来ていて 災禍にあったんだ。会社が負担して当然だろ?」

「い、いえ そ、そんな」

「どうしても…申し訳ないと思うなら、復帰開け後 ばりばり働くといい。ね?」

「そ、そうです…ね!精一杯 恩返しさせて頂きます!ここまでしてくださるんですもの!」

 たんじゅ…素直で純真な京子ちゃんは 感動して
 愛社精神と働きがいを 再確認して 燃えている…んだけど…。

「蓮…おまえ ついさっき 小切手 院長に…。」

「社さん」

「きゃー!天蓋付きベッド!かわいい!キャンディ型クッション!
 わぁ!クリスタルの白鳥型オルゴール!!すてきぃ 天使の置物!!
 えー!?すごぉい!ここのカーテン 全部 薔薇のレースたっぷり!きゃー!」


 はしゃいで室内の装飾 あれやこれや 見て回ってる京子ちゃんには 聞こえない小声で
 そっと ささやいた俺に 蓮は 優しくほほえんできた。

「『雉も鳴かずば、撃たれまい』って和歌、ご存じですか?」

「あのっ ソレ言うなら ことわ…」

「ご存じですね?」

「は、はい…よく…。」

「じゃ、よけいなことは おっしゃらないことです。いっさい!」

「は、はいっ!」

 …。

 横目で ちらっと見ただけだったけど…。

「敦賀さん!すごいです!この部屋!まるで 超一流ホテルなみです!
 しかも、どれもこれも まるで買ったばかりのように まっさらなんですよ!!」


 小切手の額 さ、参千万…って 見えたような…。

「そう。偶然君が ここの部屋の第一号だったのかもね。よかったね。」

 いくら特別室ったって!
 7日間で そんな額には…!

「は、はい!なんだか…病室なんて 思えないくらいです!」

「失礼します!」

 ノックの後、勢いよくドアが開いて、白髪の老人が入ってきた。

「この病院の理事…坂元と申します。いや!ようこそ!我が病院におこしいただけて!」

「よ、よろしくお願いします。」京子ちゃんが、礼儀正しく挨拶する。

「どうぞ、必要な物はなんなりとおっしゃってください!すぐ、取り寄せますからな!」

 理事の顔は、喜色満面に輝いている…。
 俺の心は、暗黒褐色に 沈んでいった…。

 蓮…。

 おまえ…いったい…どういう…使い方…。

 参千万だぞ!!参千万!!

 そりゃあ 病院だって 小躍りして しゃかりきになって いうがまま内装替えるはずだ!

「ありがとうございます。どうぞよろしく。」

 にっこり 蓮がほほえむ。

「ところで…俺のパスの件は。」

「お任せください!」

 さっと 院長がなにやら金色に輝くラミネートされたカードを 差し出した。

「これを 受け付けに提示して頂ければ!
 敦賀様は24時間いつでも、この病院出入りご自由です!!」

「ありがとうございます。お手数かけました。」

 24時間…フリーパス!?

「これで、いつでも、不破君の介護にこれるね。」

「あ、あいつなんかのために そこまで!敦賀さん!本当に 紳士でらっしゃるんですね!」

 きらきらっと 尊敬のまなざしをこめて 京子ちゃんが見つめる。

「このくらい、当然だよ、人として。」

 さわやかにほほえむ…芸能界きっての紳士
 …の皮かぶった 腹黒だぬき!

 なにたくらんでるんだ!おまえは!!







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