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『恋だの愛だの』

『XXXXの日 +α and α?』

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XXXXの日 +α and α?


ちょっと待った!
これはいったいどういうこと!!?

「っ~~~!?」

どうして、椿くんの顔がこんなに間近にあるの!?

しかも、なんか息苦しいし!!

どうしてこんなことになったんだっけ???

私は30分程前からの記憶を辿った。

今日は祝日で、家で勉強でもしていてようと自室の机に向かっていた。
ケータイが鳴り、見ると椿くんからのメールが届いていた。

その内容はこう。

公園にいる。すぐ来い。マッハで来い。さっさと来い。

そんな意味不明な迷惑俺様メールを無視すると、
椿くんが後々グチグチとうるさいということはわかっていたから、自転車を目いっぱい飛ばした。

曇っている空の下、冬も近いこの日は、祝日の公園だというのに、子供も老人もいなかった。
ベンチにはただ一人、私の親友(たぶん)椿君だけが相変わらずのクールな面持ちで、
似合わないいちごオレ(ピンクの紙パック)を飲んでいた。

「椿くん!どうしたの?」

自転車からおりて椿くんに駈け寄ると、いちごオレを置いて椿くんはベンチから立ち上がった。

そして、椿くんに近寄った私の手首を掴むなり、私を引き寄せ、
私の後頭部を大きな手でガッチリ捕まえて………。

今に至る。

あれ?おかしい。
わざわざ記憶を辿ったのに、どうしてこんな状態になったのかの理由が全然わからなかった!!

もしかして、私ってバカ!?

「おい」

ん?

「お前、なに考えてたんだよ?」

「え?」

あ!!
呼吸が軽くなったと思ったら、口に張り付いていたものがいつの間にか離れていたようだ。

よかった~!

ついでに、椿くんの顔も離れてるし。

「お・い!!!一人で脳内会議して結論だしてんじゃねーぞ!」

「へ?ああ、ごめん。ごめん。なんかさっき、すっごく苦しくて、酸素が脳に行きわたってなかったみたい」

私がカラカラと笑うと、椿くんは眉間に深い皺を寄せた。

「お前、さては、状況わかってなかったな?」

「うん。なんか息が苦しかったんだけど、風邪でもひいたのかな?
風邪で呼吸困難って、相当危ないよね!病院行った方がいいのかな!?」

私が青くなっていると、椿くんはハァ~~~~~~ッと、やけに長い深いため息をついてから、
「わかった」と髪の毛をかきあげた。

「苗床に、さっきの状況を一から懇切丁寧に説明してやるよ」

「へ?」

いや、息苦しいのはもう嫌だから、そんなのを説明してくれなくてもいいと断る間もなく、
椿くんは「さっきのは、こうして」と、私の後頭部に手をあてた。

「次にこう」

今度はもう片方の腕を私の腰にまわして、椿くんは自分の身体に私の身体をくっつけた。

「ちょっ!?椿くん、再現しなくて」

「いいから」という言葉は、「それから次に」と言って、右の口角を上げた椿くんにより遮られた。

「こうして、俺の唇を苗床の唇に」

そこまで言った椿くんは、チュッと音を立てて私の唇に自分のそれを触れさせた。

「重ねたわけだ」

なぜか機嫌良く笑んだ椿くんは、呆然としている私の唇にまた唇をくっつけた。
しかも、今度はさきほどのように長く。

「~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!????????」

椿くんの丁寧な解説により状況は呑み込めたけれど、この状況になった理由がやっぱりわからない!!!!!

しかし、それを聞きたくとも、椿くんにより口は塞がれていて、質問なんてできる状況じゃなかった。

なんとか椿くんの身体を離そうとあがいたけれど、
私がちょっとやそっと暴れた程度じゃ椿くんの身体を揺らすことさえできなかった。

椿くんがやっと離してくれた時には、
私は顔を真っ赤にして、まるで全速力で走った時のように呼吸を乱していた。

「つ、椿くん!私を殺す気だったね!!?」

涙目でそう睨みつけると、椿くんは余裕な様子で「まさか」と、肩を竦めた。

それから唐突に、「苗床、今日は何の日か知ってるか?」と聞いてきた。

「勤労感謝の日でしょ!!そんな質問でいまの殺人未遂は誤魔化せないんだからね!!!!!」

「だから、苗床を殺そうとなんて思ってないって。それに、その答え、間違ってるから」

「じゃ、何の日なのよ?」

私が涙目で睨み続けているというのに、椿くんは楽しそうにニッと笑った。

「キスキス+(プラス)αの日だ」

「は?」

「5月23日は日本ではじめてキスシーンがある映画が封切られた日で、キスの日なんだ」

その話ならなにかの本で読んだことがある。

けれど、『キスキス+αの日』なんておかしな名称の日は聞いたことがない。

「苗床、俺たちは今年のみどりの日になにをした?」

「サイクリングでしょ?自然に親しむ日だから。ちょっと寒かったけど」

「海の日は?」

「海に泳ぎに行ったね。あれも寒かった」

「今月の文化の日は?」

「美術館。あれは良かったね。また行こう」

「そうだな。また行こう。今週末にでも二人きりで行こう。で、問題はここからだ」

「問題?」

「5月23日、俺たちはキスの日という記念日があることに気付かなかった」

「そうだね。すごくマイナーだし。休みなわけじゃないし。気付いていない人なんて、沢山いたと思うけど?」

そんな私のコメントを聞いているのか、いないのか、椿くんは相槌を打つこともなく話を続けた。

「だから、今日、11月23日にキスの日に逃した、キスの日にふさわしい行いをしたということだ」

………ん?

「いや、ごめん。意味がわかんないんだけど?そもそも、今日はキスの日じゃないし。5月じゃないし。11月だし」

「だから、5×2+1で、『キスキス+αの日』って言ってるだろ?」

「……ごめん。椿くんがいまとっても、バカに見える」

「お前、そういうこと正直に言うか?普通?」

「うん。だから、ごめん」

「まぁ、いい。とりあえず、キスは二度したから、これが+α分な」

そう言ったかと思うと、椿くんは私の頬にその端整な唇を寄せてチュッと音を立てた。

私はめちゃくちゃな理由を述べてめちゃくちゃな行動を起こした椿くんに呆然としながらも、
これがαならさっきの二回の長いキスの間にあった解説つきの短いキスは一体何だ?
と、酸欠で働きの良くない頭で考えていた。





 *^-^*  うふふふふふー♪

 なんと ブロともさまから「恋だの愛だの」SS プレゼントしていただきましたー!

 あああ
 椿君!いい!すっごくいいです!

 俺様で強引で王様でしたい放題で遠慮しない性格が如実に現れてますよ!d>▽<; GJ!

 匿名希望なブロとも様!本当にありがとうございます!!



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