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「松蓮聖戦」
最終章 絶えずの炎

身に染みる初湯(side:K)【絶えずの炎 №44】

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身に染みる初湯(side:K)【絶えずの炎 №44】



 ふにゃぁ〜…

 自分の部屋に戻ったとたん
 気が抜けて へなへなと座り込んでしまった!

「最上さん!大丈夫!?ほら!これ、飲んで!」

 ス、スポーツドリンク!

 敦賀さんが、差し出してくださったそれを一気に飲み干す。

 ふぅぅうう〜!

 これぞ まさしく天上の味!
 やっと 人心地ついたっっ!!

「ご、ごめん!つい…その…ノリすぎて…撮り長引かせてしまって…。」

 敦賀さんが 私を抱きかかえてベッドに横たえてくれて
 申し訳なさそうに おでこに 冷たいタオルあててくれる。

「い…いえ…。お仕事ですし!当然です!」

 露天風呂の中でのラブシーン…なんて
 あり得ない設定作っちゃう プロデューサーが悪いのよ!!

 おもわず ローリィ社長を 恨んでしまう。

 なんなの!?
 このやたら 濃いラブシーン満載のお芝居!

 ちゃっかり 上皇役で 自分も参加してるし!

「だけど 素敵な風呂だよね…。海を眺めながら、星空の下…なんて 最高のロケーション。

 帝が 盛り上がる気持もわかるな。」

 うちわで私に風を送ってくれながら 敦賀さんが優しくほほえむ。

「は、はぁ…。」

 …いや…

 この帝って
 どこだろうが いつだろうが やたら 『盛り上がって』おられる気がするんですが…!

 こんな人が本当に夫だとしたら さぞや疲れることだろう。

 玉藻も かわいそうに…。

「… おかげで…うっかり…本気になって…。」

「は?」

「あ!いや…!島根県って本当にいい所だよね!こんな温泉まであって!」

「ええ!本当です!仕事じゃなく!個人的に もう一回 来たいです!本気で!」

 出雲大社以外にも 見所満載!
 この玉造温泉以外にも 海潮温泉とかもある。

「ここ島根県には、私の大好きな歌人ゆかりの地が多いんですよ!
 後鳥羽上皇の隠岐の島とか!柿本人麻呂を祀ってる神社とか!!」


「…か、かじん…?」

「配流された後鳥羽上皇が 隠岐の島でつくられた和歌が…もう!すごく いいんです!
 都で新古今和歌集作らせてたときの技巧的な歌なんかと違って すごく胸に迫って!」


「…ハイル?」

「島流し…ですよ。隠岐の島って 昔は 重い罪を犯したけれど 死刑にはできない
 高貴な人を 送った場所なんですって。佐渡とかもそうらしいです。」


「ああ。そういえば…この後の展開でも…。」

「ええ。玉藻出生の謎に からんできますよね!隠岐の島が!」

「本当に…島根県紹介の復興支援CMも兼ねられて 実に 効率のいい 素敵なドラマだよね。
 いい役で出演できて嬉しいよ。」


「そ、そうです…か?」

 むしろ イメージ壊さないか心配なんですが!

「あの…でも せっかくの敦賀さんの『さわやか紳士』って印象を台無しに…。」

 一目惚れした少女を無理にかっさらってくるわ。
 昼も夜も 迫りまくるわ…とんでもない 強引ぐMyWayな帝だ!

「どうして?愛する妻を 大切にするのは 夫として当然のことだろ?」

 敦賀さんが 心底 不思議そうに言う。

「…は、はぁ…。」

 『大切に』ねぇ…。

 温泉地に来てからは
 それこそ24時間 べったり 所かまわず むにゃむにゃ…な あの状況…。

 あれ 『大切に』してるっていうんだろうか!?

「俺も本当に気に入ったよ、ここ。早速、露天風呂つきの物件、手配させよう。」

「…は?」

「最上さんも 大好きな所なんだから ちょうどいいよね。また、一緒に来ようね。」
 すっと 敦賀さんが 私のほほに手をあてる。

「…あ、あの…?」

「今度は 雪を見ながら 一緒に入ろうね。楽しみだよ。」

 なんとも自然に 私の唇に口づけてきた!

 え
 えっと?

 な、なんで この流れで…

 なんのキス!?これ!!

 おまけに…

 何か…

 今
 理解することを 頭が断固拒否する

 とんでもない ご発言があったような…

 き 気のせいよね!

 私の耳 湯あたりでどうかしちゃったのよ!

 そうよ!
 そうに決まってるじゃないの!

「気に入りの場所には…他の誰より 君と来たいから…ね。」

「…敦賀…さん…」

 帝役のせいで クセになってしまったのか 舌がからむ やたら深い口づけ
 玉藻役のせいで うっかりならされてしまって つい反射的にこたえてしまう。

 どこか 体がふわふわと心地いいのは…

 湯あたりのせい…!
 湯あたりのせいなんだから!!




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